
Detail

Light-responsive DNA droplets

Light-responsive DNA droplets

Light-responsive DNA droplets

Light-responsive DNA droplets
Concept
人間の誕生を、人間ではない存在が演じることはできるだろうか。
本作では、光に応答して動くDNA液滴を「演者」として扱い、人間の誕生を上演する。
人間自身が生命や誕生を語るのではなく、生命と非生命の境界にあるような存在へその役割を委ねることで、「生まれる」という出来事を人間の外側から捉えることを試みている。
Research
Material: Light-responsive DNA droplets
Scientific and Technical Collaboration: Takinoue Laboratory, Laboratory for Chemistry and Life Science, Institute of Integrated Research, Institute of Science Tokyo
Scientific and Technical Guidance: Hirotake Udono, Specially Appointed Assistant Professor, Takinoue Laboratory
制作背景
これまで私は、生命と非生命の境界や、人間以外の存在から人間を見ることに関心を持ってきた。
その中で、「生命の誕生」だけでなく、一つの存在が「個」として生まれるとはどういうことなのかに関心を持つようになった。
そこで、人間が自らの誕生を語るのではなく、非人間が人間の誕生を演じるという構造を考えた。
作品構想
演者として用いるのは、光刺激に応答して形や位置を変化させるDNA液滴である。
あらかじめ人間が決めた動きを正確に再現させるのではなく、液滴自身が示す運動を観察しながら、その動きを人間の誕生をめぐる演劇へと組み込む。
「演じる主体」が人間でなくなったとき、演劇や物語がどのように変化するのかを検討している。
制作プロセス
東京科学大学・瀧ノ上研究室の協力および技術指導のもと、光応答性DNA液滴の挙動を観察し、光刺激と運動の関係を検証している。
現在はスタディとして、液滴の自律的・偶発的な動きと、人間が設定する舞台や物語との関係を探りながら、演劇として成立させるための構成を検討している。