「☆¿※◉♯」が私を擬物化すると
what if ☆¿※◉♯ mimics me?
2021
Size : Variable (7000×7000×3000(mm))
Techniques : electronic work.
Materials : arduino, servo motor, stepping motor, Unwanted items, etc.
私が「パソコン」と関わるとき、私は指でキーボードに触れる。
このとき「パソコン」からは、私という人間はどのようにみえているのだろう。
「パソコン」にとって、私は「キーボードに触れる」という点で、指のみが身体としてある生き物として認識されるのではないだろうか。
「パソコン」だけではない。「椅子」からは、私はどのようにみえているのか? 「インターホン」からは?「アイスクリーム」からは?
それぞれのモノには、それぞれの知覚があり、それぞれの世界があると考えてみる。 人間は、人間以外のものを人になぞらえて理解したり、表現したりする。このことを「擬人化」という。
だとすれば、人間以外のモノが人間を理解する際には、モノは人間をモノになぞらえているかもしれない。 そうした、モノが人間をモノになぞらえることを、「擬人化」ならぬ「擬物化」と呼んでみる。
「擬物化」された私はきっと、人間とはまるで異なる姿や動きをする、ヘンテコな存在にみえているにちがいない。
作品詳細(Youtube限定公開)
“ICC Kids Program 2023: Hi, Nice to Meet Me!”
Date: August 1–20, 2023.
Venue: NTT InterCommunication Center [ICC] Gallery A, jp.
“Stitching on the back side”(Tama Art University Media Arts Course Graduation Exhibition)
Date: February 24–26, 2023.
Venue: 3331 Arts Chiyoda, JP.
“2022 Tama Art University Graduation Work Exhibition.”
Date: January 12–15, 2023.
Venue: Tama Art University JP.